Rolleiflex2.8C Planar80mm f2.8
レビュー(使用感)|作例
ローライフレックスはライカを使うのは哲学だと想うのですのページでも触れますが自身がカメラマンとして才能の開花というか、ブレイクするきっかけをくれたカメラです
それまで泣かず飛ばずな感じでカメラマン活動をしてましたが、とある写真投稿サイトでローライフレックス・プラナーの描写とスクエアフォーマットの構図で撮ったを見た際、衝撃が走りました
私が求めていたのはこれだ!とすぐにローライフレックスを購入しました。元々仕事で中判カメラマンを使っていたのでフィルム装填や使用法については特に難儀はしませんでした
ローライフレックスのファインダーを覗いた時は感動した記憶があります。サイト紹介のページでも言及してますが、初めて一眼レフカメラのファインダーを覗きこんだ時の感動が蘇りました。また上から覗くスクエアフォーマットの構図やファインダーに映り込む、実際の視覚とは異なるファインダーを通じた独特の世界観は想像力であったり、よい写真が生まれそうと期待感を持たしてくれました
実際に撮った写真を初めて見た時も感動しました。それまで作品撮りは35mmで撮っていたのが中判フィルムに代わり、解像度や奥行きの描写が段違いで、ここからは数年6×6のカメラでしか作品撮りはしなくなりました
RolleiFlex2.8C Planar80mm f2.8の描写
現在でも「クラシック中判の代表的描写」と言われるほど評価が高いレンズ。6×6フォーマットとPlanar設計の組み合わせによる描写は、現代レンズとは違う独特の立体感があります
解像力:開放から非常にシャープ
Planar 80mm F2.8は開放F2.8から高い解像力を持つレンズとして有名です
中央は開放からかなりシャープ。F4〜F5.6でピーク。F8で画面全体が均一に解像。レビューでも「開放から非常にシャープなレンズの一つ」と評価されています
ただし現代レンズのような「カリカリ解像」ではなく、エッジが少し柔らかいクラシックシャープネスです。つまりディテールは出るでも硬くないという描写
コントラスト:中程度で階調が豊か
Planarの特徴は階調の豊かさです
特徴
コントラストは高すぎないハイライトが粘る白黒フィルムと相性が良いそのためポートレートストリートドキュメントで非常に良いトーンになります
ボケ味:とても滑らか
80mm F2.8 × 6×6フォーマットはフルサイズ換算で約45mm F1.4くらいの被写界深度になります
特徴
ボケが非常に滑らか二線ボケが少ない背景が溶けるようにぼけるレビューでも「クリーミーで滑らかなボケ」と表現されています。特に近接ポートレート花静物で美しいです
立体感(これが最大の魅力)
Planarの描写で一番言われるのが立体感(3D感)
理由
中判の浅い被写界深度中程度のコントラスト滑らかなボケこの3つの組み合わせで被写体が前に浮き出るような描写になります。これはHasselblad PlanarRolleiflex Planar共通の特徴です
色(カラーの場合)
カラーでは少し暖かい色彩度は強すぎないナチュラルいわゆるツァイスらしい自然な色です。周辺描写周辺は開放 → やや甘いF5.6〜 → 非常にシャープただし周辺減光はあまり強くないと言われています。そのため風景建築にも十分使えます
現代レンズとの違い比較
Rolleiflex Planar解像高いが柔らかいコントラスト中程度ボケ滑らか色ナチュラル立体感非常に強い現代レンズは高コントラスト超シャープですがPlanarは「写真らしい」描写です
Rolleiflex 2.8C Planar 80mm F2.8の描写は開放からシャープ滑らかなボケ豊かな階調強い立体感つまり「クラシック中判の理想的な描写」と言われるレンズです
RolleiFlex2.8c Planar80mm f2.8の作例
これぞローライフレックス・プラナーの描写です。中判フィルムならではの奥行き(立体感)のある描写。程よいコントラスト。美しい色調とボケ味。まるで夢で見た花の風景のようです
春の訪れを伝える桜。一瞬で咲き、一瞬で散る。春が来た喜びと散りゆく切なさがプラナーの描写によって抒情的に映し出せれた写真だと思います
曇天で撮る紫陽花は季節(梅雨)を感じさせてくれます。プラナーの写り過ぎない描写がよいです
水辺と街の灯りと夕焼け空のコントラストが美しいです
ローライフレックスのプラナーはモノクロも良いのです。一時期モノクロばかりで撮ってました。懐かしいけど古くない。リアルだけどリアルじゃない。少年の頃の記憶を具現化してくれるのがローライフレックスのプラナーです
RollieiFlexの使用感
構えた瞬間の感覚:独特の撮影スタイル
このカメラは普通の一眼レフと違い、上から覗くウエストレベルファインダーです
特徴
-
胸〜腰の高さで撮る
-
人にカメラを向けている感じが弱い
-
ストリート撮影が自然
さらに 6×6スクエアフォーマットなので
-
縦横を考えなくていい
-
構図に集中できる
最初は左右が逆に動く「逆像」に戸惑いますが、慣れるととても楽しいです
ピント合わせ:とても滑らか
ピントはボディ横のフォーカスノブで合わせます
使用感
-
ヘリコイドが非常に滑らか
-
微調整がしやすい
-
ポートレートのピントが正確
ただし古いスクリーンは少し暗いので、暗所ではやや見にくい場合があります
シャッター:驚くほど静か
Rolleiflexはリーフシャッターです。
音は「チッ」という小さな音だけ。
メリット
-
振動がほぼない
-
手ブレしにくい
-
ストリート撮影で目立たない
これは多くのユーザーが驚くポイントです
操作感:機械式の完成度が高い
Rolleiflexはクランク式巻き上げです
流れ
-
クランクを回す
-
シャッターがチャージされる
-
次のコマへ
この動作がとてもスムーズで、機械を触っている楽しさがあります
サイズと重量
重さ
-
約1.2kg
中判カメラとしてはかなりコンパクトです
例
-
中判一眼レフより軽い
-
レンズ交換がない
そのため意外と持ち歩きやすい中判です
撮影テンポ:ゆっくり撮るカメラ
120フィルムなので
-
1本 12枚
自然と
-
構図
-
ピント
-
タイミング
を考えて撮るようになります。つまり「1枚を大事に撮るカメラ」です
二眼レフ特有の注意点
TLRには独特の特徴があります
パララックス(視差)
ファインダー用レンズと撮影レンズが別なので近距離だと見えている構図と少しズレる。ただしRolleiflexは補正機構があるので大きな問題ではありません